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『スマート工場アカデミー<6時限目>』(2023.09.01)

セミの声が遠ざかり、スズムシの心地良い音色が聞こえてくるようになりました。

暑さも和らぎ始め、涼しい風が吹き抜けます。

技術屋集団コスモマンの一人「たかし」です。

秋は自分磨きに適していて、ワクワクする季節です。

前回は「スマートファクトリーを進めて行くには?」というテーマで考え、

全体的な流れを整理しましたが、今回は具体的に順を追って見て行きたいと思います。

『スマートファクトリーを進めるには? -STEP1-』

1.ビジョンと戦略の策定

スマートファクトリーのビジョンを明確にし、企業戦略と結び付けます。

ここで考えるべき事は、

 ・何の為に工場をスマート化したいのか

 ・工場をスマート化する事で、顧客に何を届けるのか

 ・工場をスマート化する事で得られるメリットは何か、どういった課題が解決出来るのか

 などがあります。

スマートファクトリーはあくまで企業の目的を達成するツールであり、スマートファクトリー化が目的ではありません。各企業様でビジョンや課題は千差万別です。自社の目標設定に沿ったスマートファクトリー化の計画を立てる事が大切です。

2.現状の評価と課題の洗い出し

 上記1と関連します。スマート化を図るべき工程や作業を洗い出します。

 ・自社の現在のボトルネックになっている箇所は何処か

 ・自社の伸ばすべき強みは何か

 ・実現したい事は、生産量の増強か、歩留まり改善か、人材育成か

 ・スマート化を減速させている原因は何か

 ・作業者の人数がどんどん減っていて、新しく人が入って来ない

など企業経営に於いて、日頃から経営陣の皆様がお考えの事と照らし合わせて正確に課題を洗い出します。

先ずはSTEP1として上記等を検討する事が重要です。もし既に上記の課題等は無く、現状で十分事業が順調であれば、スマート化しなくとも問題無いと言えます。

前回も触れましたが、スマートファクトリーを創り上げて行く事は色々なリソースが多く必要となります。

スマートファクトリー化の根幹にあたる今回のSTEP1を明確にし、課題解決に向け、コスモ技研と伴走させて頂ければ幸いです。

暑さ寒さも彼岸までと言います。是非心地よい季節を楽しんでください。

それでは今月も「ご安全に!」


スマートファクトリー  ロボットSier

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